横隔膜ヘルニアの症状や原因、治療方法

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横隔膜ヘルニアとは?

横隔膜ヘルニアは横隔膜を通して腹部の臓器が脱出した状態です。横隔膜というのはドーム状の筋肉になっていて胸腔と腹腔を境界しています。上のほうは胸膜、下のほうは腹膜で覆われています。

 

横隔膜ヘルニアには、先天性のものと後天性のものがあります。

 

先天性のものにはさらに、ボックダレック孔ヘルニア、傍胸骨孔ヘルニア、食道裂孔ヘルニアの3種類があります。

横隔膜ヘルニアの症状

・ボックダレック孔ヘルニア

先天的な横隔膜ヘルニアの大部分を占めるのがこのボックダレック孔ヘルニアです。新生児期のが以下的疾患で緊急を要することが多いです。発生は左側に多く、ヘルニア嚢の無いものが多いです。

 

・傍胸骨孔ヘルニア

横隔膜が胸骨に付着する部位が弱い場合に起こります。縦隔(じゅうかく)は腹腔よりも圧力が低いので、横隔膜が弱いと腹圧によって腹腔内臓器が胸骨後部に脱出します。左側はラリー孔ヘルニア、右側はモルガニー孔ヘルニアといいます。

 

・食道裂孔ヘルニア

多くの場合は逆流性食堂炎による症状と同じです。つまり、胸焼け、吐き気、食欲不振、肋骨後部痛などがあります。