自然気胸の症状、治療、手術

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自然気胸の症状

気胸とは,通常ははっきりした空間の形態をとらず,ほとんどすき間のない状態になっている胸腹腔に空気が流れ込んだために,肺が縮んだままの状態になったことをいいます。

 

なので,空気が胸膜腔に入りこむ原因がすべて気胸の原因とります。自然気胸とは外傷などで胸壁から空気の入るもの以外の,肺を覆っている臓側胸膜の側から空気の入るものに限ってを自然気胸といいます。

 

なので,自然気胸の原因には肺疾患のいくつかがあげられます。自然気胸は若くて,比較的背の高い男性に多く症状がでます。

 

「特発性自然気胸」の原因は,通常の胸部エックス線では肺のあきらかな異常が認められないことが多いために,特発性と考えられていましたが,最近では肺の表面にするブラといわれる小さな風船状の変化の破裂が原因とられています。

 

自然気胸の主な症候としては、突然胸痛が出現し,息苦しくなることです。ですが特発性自然気胸の場合は,先ほども言ったとおり若い男性であることが多いので,気胸の程度も必ずしも重症でないので,胸痛は数時間で消え、呼吸困難も初期のみで,軽快することが多いです。

 

ただ重症の肺疾患に続発する気胸は呼吸困難が悪化し,すぐに処置をしないと死に至ることもあるのて注意が必要です。

 

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自然気胸の治療と再発防止

特発性自然気胸の場合はごく軽度のものでは,放置し,自然に広がるのを待つこともあります。ただ,続発性のものは軽くても症状が著しいことがあるので,症状に応じて治療していきます。

 

・脱気

自然の膨張をまてないとか,虚脱率が30%をこえて時間がかかるときは,脱気します。脱気は,肋間腔からカテーテルを挿入し,水行式ドレナージ装置に接続するか,もしくは持続吸引ポンプで吸引するします。

 

多くの場合は水封式ドレナージ装置で改善しますが,改善が不十分な場合は持続吸引ポンプを用います。なお,持続吸引ポンプで改善がみ

られないときや緊張性気胸のときは手術療法もありえます。

 

・再発防止

特発性自然気胸は,多発するブラの破裂によると考えられ,再発が多い疾患です。チューブを入れることも胸膜癒着を促進するので,入れない場合より再発が少ないといわれています。

自然気胸の手術

手術療法は特発比自然気胸では,胸腔癒着のための部

制皮術など,適応は限られています。ただ,緊張性気胸の場合は確実に手術が行われます。

 

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